こんにちは、群馬県高崎市にある酒まんじゅう専門店、角田製菓です!

この記事では酒まんじゅうの発祥や由来について詳しく解説していこうと思います。

今でこそ日本中の和菓子好きから愛されている酒まんじゅうですが、一体いつの時代に、何がきっかけで生まれたのか?その成り立ちと歴史に迫ってみましょう。

酒饅頭(さかまんじゅう)とは?

酒まんじゅうとは?
酒まんじゅうは、糀(こうじ)の醗酵力を利用して小麦の皮を柔らかく膨らませる製法で作られたおまんじゅうです。

ちなみにほんのりお酒っぽい香りがしますが、実はお酒ではなく糀(こうじ)の風味となっています。お酒は蒸す段階で全て蒸発してしまうのでアルコールは含まれてないんですね。

お子さんや妊婦さん、産後の授乳中でも安心して食べられるのが酒まんじゅうの特徴です。実際に妊婦さんへの影響や、アルコールチェッカーなどで検証してみた記事もありますのでぜひお読みください。

酒まんじゅう作りの工程が酒造りに似ていることと、仕上がった饅頭がほんのりお酒の香りがするので酒饅頭(さかまんじゅう)と呼ばれるようになりました。

角田製菓は自然発酵・無添加の身体に優しい酒まんじゅうなので、お菓子やジャンクフードの添加物が気になってしまう方にもおすすめです。

酒饅頭の発祥と由来について

江戸時代
酒饅頭の始まりは江戸時代後期~明治初期(1750年~1872年くらい)と言われています(正確なな年数は調べても出てきませんでした)。

福井県の三国町にある観光地「三国湊」北前船(きたまえぶね)の寄港地として日本海交易の重要な拠点となっていた頃です。

【北前船(きたまえぶね)って何?】

江戸時代から明治初期にかけて大阪―北海道の往復をしていた船のことです。北前船は日本海回り(西側の海を回る)をしながら、途中途中で安く買える港では安く買って、高く売れる港では売るということを繰り返しながら北海道と大阪を往復していたんですね。

今の時代でいうとせどり(安く買って高く売る)みたいなことしながら北海道と大阪をひたすら往復していた船があったんですね。

ちなみに北前船の航路図はこんな感じになっていました。

北前船の航路図
file-35 北前船が運んだもの ~北前船とはより

この北原船が北海道から大阪まで行ったり来たりしながら砂糖などの積み荷を運んでいた訳ですね。

そこで船頭(船の乗組員)たちが三国湊(福井県の三国町)に停泊していた時に、地元の人達に酒万寿(今の酒まんじゅう的なもの)の製法を教えていたそうです。

三国名物「酒万寿」

三国名物「酒万寿」より

米麹と餅米を使って甘酒を自然発酵させて作る酒万寿(さかまんじゅ)は、当時の人達には大変美味しかったらしく、たちまち評判になって三国に数軒の「酒万寿や」が誕生することになりました。

なので一般的には「酒まんじゅう」ですが、福井県の三国町では未だに「酒万寿や」と呼ばれています。

米麹と餅米を使い、甘酒を熟成させて作る製法は北前船(江戸時代~明治初期まで北海道と大阪を往復していた船)の船乗りたちより伝えられたとされています。

酒まんじゅうの味は?

酒まんじゅうの味
酒まんじゅうの味は蒸したてが最も美味しく食べられますが、糀(こうじ)の風味が漂ってきて生地はモチモチした触感になっています。

あんこは日本一の小豆の生産量を誇る北海道の中でも、形が良く粒も揃った特注小豆で、普通の製造工程よりも手間をかけて作られたあんこを使用していますので自然な甘さを味わえます。気づいたらパクパクと口の中に入ってしまいます。

小豆(角田製菓)
 

酒まんじゅうはあんこの糖質も入っているため食べ過ぎ注意ですよ!

酒饅頭の有名な地域はどこ?

最後に酒まんじゅうの有名な地域についてご紹介していきます。

群馬県:角田製菓

手前味噌ではありますが、角田製菓では群馬県高崎市で酒まんじゅうの専門店を営んでおります。

【PR動画はこちら:1万再生突破しました!!

角田製菓は酒まんじゅうの名店中の名店(群馬県で164年の歴史があり、1996年に閉じることになった片原饅頭)の糀を引き継いだ酒まんじゅう専門店です。

着色料、保存料は一切使用せず、昔ながらの糀の自然発酵と角田製菓独自の技術で、もっちりとした食感に仕上げています。

店舗情報

角田製菓(外観)

店名 角田製菓
住所 〒370-0012
群馬県高崎市大沢町231-8
営業日 年中無休(12/31は休業)
営業時間 9:00〜17:00(商品が売り切れ次第終了)
通販サイト https://tsunodaseika.com/

福井県:越前三国名物「にしさか」の酒まんじゅう

にしさかの酒まんじゅう
にしさかの酒まんじゅうは、越前三国が北前船で栄えていた頃から伝わる独特の製法によって作られる香り高い郷土銘菓です。

先ほどの記事でご紹介した「酒まんじゅうの発祥となっている北前船の船頭たちが作ったもの」になります。

もち米と糀を用い甘酒をたて、甘酒の香りの出たところに小麦粉を加え、さらに発行熟成させた種に充分練り上げた餡を包んで蒸した本格派の酒まんじゅうです。
ほのかな甘酒の風味と、焼印が香ばしい皮にまろやかな餡があんばい良く調和した、にしさかの酒まんじゅうをお土産に、ご祝儀用に折々にご愛用ください。

にしさかの酒まんじゅうより

店舗情報

店名 にしさか
住所 〒913-0046
福井県坂井市三国町北本町4-2-14
営業時間 営業時間 : 8:30~18:30
ホームページ https://www.nisisaka.com/

栃木県:日光の和菓子店 湯沢屋

日光の和菓子店 湯沢屋
湯沢屋さんは栃木県日光市にある和菓子の老舗です。湯沢屋のまんじゅうは、世界遺産の東照宮・輪王寺・二荒山神社 御用、また大正天皇日光御用邸にも献上された、香り豊かな元祖日光酒饅頭です。

また他にも羊羹(ようかん)やあんみつなども売られており、どちらも美味しそうです。

日光の和菓子店 湯沢屋
日光の和菓子店 湯沢屋
酒まんじゅうと羊羹はネット通販でも買うことができますが、今は酒まんじゅうは売り切れ状態になってしまっているので、羊羹が気になる方、ぜひチェックしてみてください。

店舗情報

日光の和菓子店 湯沢屋

店名 日光の和菓子店 湯沢屋
住所 栃木県日光市下鉢石町946
営業時間 午前8:00~午後6:00
[茶寮] 午前10:00~午後4:00(ラストオーダー)
ホームページ https://www.yuzawaya.jp/

まとめ

最後に酒まんじゅうの発祥と由来について復習していきましょう。

【酒まんじゅうの起源】

酒まんじゅうの発祥や由来は江戸時代。大阪―北海道の往復をしていた船(北前船)がありました。北前船は日本海(西側の海)を周りながら、途中の港で安く買える物を安く買って、高く売れる港では売りながら北海道と大阪を往復していました。

そんな北前船の船頭たちが三国湊(福井県の三国町)に停泊していた時に、地元の人達に酒万寿(今の酒まんじゅう的なもの)の製法を教えたのがきっかけとなりました。

それから日本各地に広まり、今では「酒まんじゅう」という名称で日本中で愛される名物和菓子となったわけですね。そんな歴史ある和菓子「酒まんじゅう」の美味しさをあなたもぜひ味わってみてくださいね。